【週刊FANTOM MANIAX Vol.2】メタルブラック-Waste days-

週刊FANTOM MANIAX

どうも皆さんこんばんわ~
FANTOM IRISベースのキョウジです!

さて今回のFANTOM MANIAXは、前回のGMクロスラのお題
4面曲特集より語り切れなかった所を掘り下げて行こうと思います!

多少音楽用語が入りますが、MANIAXという事でご容赦…!
(多分実際の演奏部分を聴くと何となくわかると思います)

また今月より始まったFANTOM MANIAXの概要は
こちらを見て下さい。
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さて前回のGMクロスラ4曲目に演ったメタルブラックですが、
僕とこのタイトルの出会いは確か京王線のつつじが丘にあったゲーセンの2Fが初遭遇。

小学生当時何かの用事に出かけがてら普段行かないゲーセン、隣にはレイフォースがあったのを覚えてます。


圧倒的なヴィジュアルとビーム干渉、そして何といっても名作ガンフロンティアの続編!!
という事で当時貴重な1コインを何回か入れて2面後半まで進んだ記憶があります。
(ガンフロの続編という事が営業上のダミーストーリーだと知ったのは大分後です)


そんなこんなでメタルブラックのサントラを買い、到達出来なかった面はCDとゲーメストで妄想をする少年でした。

作曲渡部恭久さんの超名曲1面Born to be freeや、それまで聴いた事の無い様なダンサブルなDual Moonがある中、4面のBGM【Waste days】もまたSTG曲とは思えないほど静謐な曲でとても印象に残ってます。

僕は幼少期よりピアノやクラシック主体の音楽歴でしたが、特にその繊細なハーモニーが非常に美しく感じられたんですよね。

そして、前回クロスラでも演奏しましたが
ミュージシャンになった今改めて演奏するとこの曲、気付かされる事がとても多いです。

まずイントロからのドラムが入るまでのパートは、暗くも美しいシンプルなメロディ展開ですが、
よく聴くと最初のメロディのみの箇所【A】と、ベルが加わってからのメロディ【A’】は非常に似つつ、ある音が半音だけ違います。

具体的には、頭の【A】のメロディがいきなりスケールアウトしていて不安定な明るさというか上擦って聴こえます。
そしてベルが加わってからの【A’】では、落ち着いたメロディへと変化します。

光の届かない暗礁空域と無機物である水晶、かすかな光と諦念(≒Waste days)の対比をこの半音に感じ取れたりもします。

が、単にネガティブな諦めの感情にならないのは、全体を通して美しく調和の取れた構成とメロディによる所が大きいと思います。

そしてドラムとベース音が入って展開されるBパート前半ではメロディに対する副旋律がベースという構成へ。

音域の離れた楽器で【環境】と【人の感情】の二つを表現するのは古典楽曲の一つの手法でもあったりするので、ここで一気に聴く側の感情を揺さぶる展開になってますよね。

個人的には、ブラックフライに乗った主人公の心境をベースラインで表しているのかな、とかも思ったり。

Bパート後半では更にベースラインがメインメロディと絡み合うように展開します。
最初の登る様なベースラインではコード進行に対してM7という少し特殊な音を長く鳴らし、
ある種ベースの役割以上にハーモニーの一部として重要な役割を果たします。

ここは中々ベーシスト脳では置きにくい選択肢なので、弾いてて唸る所でした!

そしてドラムとベースが無くなる最後の箇所で、ようやく明確な明るさを見せる進行となり
ダイナミックな9th系ベースラインを使って束の間の安心感を表現されているようにも思えます。

と、ベーシストの観点から演出系シューティングの最高峰と言われるメタルブラックを語ってみましたが、聴く側や演奏家にこういう考える余地を与えるゲーム曲って素晴らしいですよね。

セガサターン移植版を経て、ゲーセンの実機1コインクリアしたのは2010年以降になってからなので、
それまで脳内展開してた数々のシーンをゲーセンで体感したのは感慨深かったです!

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最後に余談枠で、
僕の担当回ではこれまで戦ってきた宿敵(とも)の紹介・好きな酒や料理を☆で評価していきたいと思います。

「初回に来てくれたのはコイツだーーーッ

過去出演したミカドの実演配信の中では最狂最大級の敵
雷電Ⅳ二週目EXステージの最後に待ち構える真の元凶…

『ホルダ・ゲシュトルアダ』

弾速       ★★★★★
フォーメーション ★★★
回避不可弾幕   ★★★★★★★

いやマジで最終段階開幕の高速放射弾幕はボム2つ使わないと避けれない
ゲーセンで雷電Ⅳの攻略し始めから真ボス1コイン撃破には一年弱かかりました…

ついでに、好きなウイスキーの一つ
『アードベッグ10』

正露丸臭  ★★★★
土臭い甘み ★★
癖になる度 ★★★★★

ウイスキーの中でも特に癖が強いと言われるアイラ島のシングルモルト
アードベッグの色んなバージョンのも飲んだけど割とこれに落ち着く説

ライブ後の打ち上げにコイツがあるとテンション上がるので、飲める方はクロスラを観る時などに是非用意して一緒に飲みましょう(笑)

ではまた次回をお楽しみに~

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